somatic yin yoga

5年ぶりでチェンマイのヨガスタジオに来てクラスを受けている。
5年前はダンスのプロジェクトで訪れ、世界中から集まった友たちと踊った場所。
私の中で結構重要なターニングポイントとなった思い出深い場所。

とても素敵なヨガスタジオで世界中から人々が集まり、ダンスワークやヨガクラスを楽しんでいる。
緑に囲まれたスタジオは街の中のオアシス。
手書きの壁や手作りのスタジオに、なんだかホッとする。
オーナーともお話をすることができて、ダンスのこと、ヨガのこと、似た思いを共有することができて嬉しかった。(オーナーはダンスメディテーションのファシリテーターをしている人)。

今回受けたのはSomatic yin yoga。
クラスだと思って行ったら、ワークショップだったと言うオチ。
久しぶりの海外で言語に心配がある中で3時間のワークショップ。

軽い講義もあり、ペアワークなどもあり、わからない単語もたくさん出てきた。
あぁ、昔ヨガの勉強してた時に訳したかもー、とモヤモヤしながら内容の半分はあやふやになったままの受講。

Yin yogaとは?の説明から。

インヨガは1つのポーズで長く維持をするから大変なヨガ、と思われがちだけれど実は違っていて
1つのポーズの中で頑張らずに、いかに氣づいていられるかと言うことの意識を置いたヨガ。レッツトライ!というところに行かないようにトライする!クラスと先生は言っていた。
なので、クッションやボックスなどを使ってポーズをサポートをして、身体が本当にリラックスできるところへ自分のポジションを持っていく。イクイップメントは、ポーズを深めるためのものではなく、自分自身をサポートするためのもの。そしてそのポーズの中で自分自身が今、何を感じていて、何を必要としているか、自分にとってもっとも重要なこととはなんなのか、ということを瞬間瞬間にとらえていく。

私はヨガはフローが大切だと思っていたので、クッションを取るためにアーサナを止めたり、ポーズをモゾモゾと動かすのは、エネルギーの流れを妨げてしまうものと思っていた。

しかし、一度そのインヨガのフローに乗ってしまうと、クッションを動かしたり挟んだりするその動きさえも深い呼吸のリズムの中で瞑想的に行うことができる。

先生のガイドは的確で、不思議な角度でのひねりを繰り返した後、明らかに腰の下の張りが取れ、すごく楽に前屈が行くようになったり、腰のひねりをやった後で肩がグーンと回るようになったりと
柔らかい動きの中で瞑想的意識が高まって行くにつれ、身体はどんどん楽になって行った。フィジカルな柔らかさと言うよりは、意識が深まることで訪れる、筋肉の質の変化。

特にプラナヤマをするわけでもないけれど、左右の鼻息のバランスまで整って行く。

ワークショップには身体の硬い年配の方が多く、可動範囲が少ない人も多かったが、そんな人でもちゃんとヨガの恩恵を受けているようだった。

ただのリラックスストレッチ「弛める体操」になってしまいがちなものだけに、ファシリテーターの意識の持ち方、感覚への意識の高さ、繊細さに委ねられている。
この先生は自身のエネルギーがすごく大きくて緩やかでバランスが取れていた。
自身の身体への意識や訓練もしっかり積まれていて、自分の中でのエネルギーレベルでの体験がちゃんとあるのが伝わってくる、確かな先生だった。
私は最初の彼女の話を聞いていてそのエネルギーの純粋な美しさと力強さに涙してしまったくらい。
もともとのエネルギーの質が自分と少し似ているからかもしれない。

久しぶりに、古典ヨガではない流派のヨガの中で本物のヨガに出会った氣がした。

クラスの最後に先生が言った一言。

「あなたにとって今一番大切なものはなんですか?」

私はすぐに、家族が浮かんだ。

今、この尊いヨガの時間をくれている家族。

家族がいるから、この美しいヨガの時間をたっぷりと味わうことができる。
身体の中から溢れ出るエネルギーの振動に涙を流すことができる。

この先生とこの時間を、ここで持てたこと。

ヨガの智慧がここで私に体験させてくれた、ささやかな、そして偉大な歓びを
どうか私が次の誰かに繋ぐことができますように。

体験は宝物。
クラスっていうのは宝物を送る尊い時間。
しばらく人に合わせたクラスをやっていて見失っていたけれど
自分にとってヨガのクラスをやることがどんなに大切だったか、思い出す時間にもなりました。

Breathing Art.

Lata Tomoko Tanabe

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