希望の風フェスタ

先週末二日間に渡り、保養キャンプ「いのちきらきら 希望の風フェスタ」のお手伝いに行ってきました。

この存在は何年か前から知っていて、けれど毎回芸術祭シーズンとかぶり
イベントや公演の主催を3つも4つも自分自身が抱える中
とてもとても人様のイベントのお手伝いする余裕なんかなく
ずっといけないのが気がかりだったイベントでした。

放射能と保養に関しては、私の中でもいろんな考えがぐるぐるしていて
保養が終わったあと結局心配の残る地域に「さようなら」って返すなんて
そんなことを目の前で観て耐えられるのか、とかいろんな思いがあったのだけれど
それが毎年続いていて必要としてくれている人がいるのなら、
その場を作ることのお手伝いしたいという程度の思いで、
子どもが生まれて芸術祭での主催を辞めた去年から参加し始めました。

中に入って見えたのは、「内部被曝のための保養キャンプ」以上の価値。
そこにあったのは、毎年毎年、紡がれてきた「与え合い」を軸とした新しいコミュニティでした。

福島と新潟。距離を超えて、全国から想いを持った人たちが集まり、
全国から送られて来た手作りの安心安全なお菓子。
果物、農家さんの野菜。
米、味噌。お茶。

たくさんのきもちがそこにあつまって、循環している。
みんながおんなじ「この日本に住んでいる」という立場。
「支え合おうね」「愛してるよ」「生きててくれてありがとう」
の気持ちのキャッチボール。

私はカフェブースで皆さんにお菓子やお茶をお出しする係だったのですが、
お菓子の袋についているメッセージを見るたびにこんなにも優しい人達が全国にいるのだと思うと、その想いに涙が出そうでした。

ありがとうの言葉が飛び交うスタッフさんとのやりとりもきもちよく、
久々に気持ちよく働けるコミュニティに来たなぁとリラックス全開。

蓮も違う家族に紛れて遊んでくれているので、私も子どもと久しぶりに離れて仕事ができる楽しさを満喫。

私たちが今、この場に作ろうとしている村はまさにこんなイメージ。
村で暮らしたら毎日こんな感じだろうなぁ。なんてニヤニヤしていました。
自分たちの思い描く未来の毎日が、2日限りとはいえ、新潟県のこの場では実現していたのは
説明する方法を得た感じがして、可能性が見えた。
これから私たちのプロジェクトにも賛同してくれる人が出てきそう。


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2日間の保養。
さまざまなヒーリングが受けられます。
マッサージやアロマセラピー、鍼、灸。
検査ブースもあり、ドクターの診察を受けることができます。
私は病院というものにほとんど行ったことがないので、未知の世界。

必要なことはいろいろ。

保養が必要か、必要じゃないか。
いろんな意見があると思います。

だけそ、とにかく人間は学ぶ生き物だから、いつも学ぶ必要がある。
学ぶ場を作りつづける必要がある。

「教える場」じゃなくて「学ぶ場」
知りたいことを知る。
知る必要のあることを知る。
そのための場所。

そして、いざというときに土地を超えて助け合えるコミュニティ。
そちらが大変なら、こちらに避難して来なよ。
今はここがいいね。

お互い顔を知っていて事情を知っていて
安心して助け合えるコミュニティ。

気候変動真っ只中、いつどこが被災地になるかわからないこの時期
その意味でこの保養キャンプはとても大切なものを育んでいると思いました。

1つのものが持つ意味は決して1つじゃない。
1つのものから生まれる多様な価値を
皆が受け取って、もっと多様に広げていける。

そんな美しい連鎖の可能性を見せてくれる風フェスでした。

これまで16回と紡ぎ続けてくださった主催の方々。
そしてスタッフの方々。
想像を絶するご苦労があったと想像します。

いや、主催するって本当に大変ですから。
一スタッフとして肉体労働するなんて本当に幸せで楽しいものでした。

今まで紡ぎ続けて来てくれたものに感謝しつつ
これからもできることでお手伝いしていけたらと思います。



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